6月末の大雨で吾妻渓谷遊歩道に土砂崩れがあり通行止めになってしまったので、鹿飛橋の下流、渓谷遊歩道入口の十二沢~姥子平~鹿飛橋を歩きました。
この日は哺乳類の専門家の方に同行していただき、目的はツキノワグマの痕跡探しです。
葉の繁っている時期なので、クマだな(クマが木の上で実などをたべるとき、食べやすいように枝を曲げて重しとして座るので、木の上の葉や枝が塊のように見える)は見つかりませんでしたが、代わりに見つかったのが…。
クマ剥ぎです。
ツキノワグマが大きなスギの皮をはいだ跡です。
スギの皮をはいで何をしたのかというと…
皮の下の甘皮をかじった跡です。
歯型がたくさんついていますね。
このような跡は他の細い木では見られず、どうやら大木をターゲットにしているようです。
当然枯れる原因になりますから、林業に携わっておられる方には大変迷惑なことだと思いますが、クマにとってみれば、『間引き』をしているのかもしれませんね。