2004年から年に数回行っている、東京都多摩川の支流の上流部での水生生物調査。
川の虫の種類で、川の水のきれいさが分かると知り、始めました。
国のHPでは、川の水質を4段階に分けています。
例えば、
- サワガニ・カワゲラの幼虫・プラナリア→たいへんきれい
- ホタルの幼虫・一部のトビゲラの幼虫→きれい
- ザリガニ・一部のヒル→よごれている
- イトミミズ→たいへんよごれている
どのランクの虫が一番多く数が出るかで、判定します。
2か所の場所を決めて、もう10年以上になりますが、虫の種類もだんだん変わってきたなと感じます。
10年前に比べて水位が低くなってきたためか、速い流れに棲む虫が減ってきたようです。
また、一年を通じて一定の水質ではなく、よごれたりきれいになったりするのを見てきたので、大変面白く、今後もずっと続けたいですね。
写真の虫は、「キタガミトビケラ」の幼虫。
『川のミノムシ』みたいで、愛らしい姿です。
水の中の岩にひも付きの巣をつけ、その中で流れてくる虫を捕まえます。
危険を感じると、自分でひもを切って流れていきます。ちぎれたひもが岩にブラブラしているのが見えます。
管理人が調査しているのはこちらです。
川虫の調べ方もご案内しています⇒水を調べよう